
のですが。指導者の方は大変だと思うのですが。 日本中体連 3人の先生の発表をお聞きしていまして、内容等、実際には活動をやっている現場の中ではある程度理想的な面もあるかと思うのです。わたしが今、これを見て感じたことは、夏にある全国の中学校の大会を見てますと、最近、父母の応援が多くなってきている。実行委員会が設定する会場よりも、人数が多く、親の理解があると思うのですが、この一人一人の活動を生かすためには、やはり親の認識・理解・協力、このことが必要だと思うのです。この点について、3人の先生の内容の中でどのように把握なされているかということをお伺いしたい。 もう1点は、わたしは東京でございますが、東京では、年々部活動の人数が減りつつあります。そのひとつの原因の中に、塾・家庭教師の問題があります。自分がやりたいということで入った部にもかかわらず、塾や家庭教師に制限される。いよいよ明日試合だというときになっても、レギュラーが全部そろわない。こういう現実がどこの学校でも多々見られるわけです。塾あるいは家庭教師についての顧問・指導者の把握あるいは指導はどのようになさっておられるのか、この2点についてお話しいただければ、ありがたいな、このように思います。以上です。 司会者 はい。ありがとうございました。質問も出ているわけですが、兵庫県の方からは個人カードの内容ですね、特に多すぎても、先生は大変だし、そのあたりでのお話。それから、中体連の渡辺先生の方からは、親の認識と理解はどうなっているだろうか。もう1点は、以前の人数から東京では減ってきている、塾や家庭教師との関わりはどうなっているのだろうか。3人の先生方にご質問がありますので、よろしくお願いします。まず松田先生からどうぞ。 松田先生 兵庫県の質問ですが、その通りであります。3年前からは各部の統一した部活動日誌がありました。受け継いだ先生のロッカーの中に積まれてありました。ということは、それが生かされてなかったということです。昨年から、補充資料の中にあるような形で全ての部がやってる訳です。反省の中にもありますように、子どもたちは結構やっておりますが、やはり「めんどうくさい」ということがあります。先生方も大変なんですが、その時間をいつもつか、たいていの部は終わった後に必ず書かせて、やってくれております。それが子どもたちと指導者の連携ということでやっておりますが、もっと簡単にできる方法はないのかと、探っている状態です。大変申し訳ありませんけども、これからまたみんなで協議していきたいと思っています。 次の、中体連の渡辺先生からですけども、おっしゃる通りで、保護者の皆さんの協力がなければ、全ての進行ができないわけです。まず1点ですが、PTAの中に部活動顧問者連絡協議会というのがあります。年に2回、6月と3月にやっております。その中で代表の方が出てきまして、各部との情報交換をいたします。また、一番大切にしているのは、部活動通信です。多いところではバスケットボール部の女子の監督が月に2〜3回出しています。子どもたちの現状、今後の大会の在り方、自分の考え、そういうものを出しています。サッカーでは、オフト監督の名前を借りまして、「オフト通信」というのを出しています。それから、野球部は監督の言葉を入れて出しています。負けたときも勝ったときも、保護者の皆さんには動きが分かるようにしています。それから2点めは、塾の事ですけども、「生徒は、睡眠不足じゃないだろうか」と保健の先生とも話しております。アンケートをとりますと、部活動はもちろん頑張っておりますが、2・3年生になりますと60%くらいは塾に行っている。8時頃から行くというのもありますし、早朝6時から塾があるというのもあります。子どもたちの睡眠時間も多く確保しないと大変なことになる。学校長とも話をしまして、子どもたちは特に寝不足ではないかということで、「朝練は止めましょう」となり、朝練は止めております。非常に消極的なことかもしれませんが、塾とのバランスはむづかしところをもっています。 佐藤先生 親の理解・認識ということですが、県下全体のデータは持ち合わせておりません
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